第二十九番 神木山 千手堂

[宗派]天台宗

  千手観世音菩薩(御丈 一尺一寸) 

[所在]川崎市宮前区神木本町3-11-3

     044-866-8484 

[最寄]東急田園都市線 梶が谷駅よりバス

      神木公民館前 下車

    JR南武線 武蔵溝ノ口駅よりバス

      森林公園前 下車

由緒

本尊 千手観世音菩薩 御丈一尺一寸五分

慈恵大師の御作と伝えられている。

開山、開基は詳らかでないが、多摩区長尾妙楽寺の境外地仏堂として、古くから地域の人に尊崇され、講元猿渡家を中心として、別所1.2.3組の人達で講を作り、組毎に毎月念仏会を開いてお守りしている。

因に妙楽寺は、平安初期の威光寺の塔頭の一つとみられ、近年薬師仏修理のとき光背に威光寺の文字が書かれているのが発見され、史実の裏付けがなされた。

ちなみに、千手観音は、一切衆生の為に地獄道の苦悩を救済し、諸願成就、生産平穏を司るとされている。千手の変化身によって、衆生の機根に応じて二十五有界にわたって形相を化現して、救済の手をさしのべてくださる観音様です。

御詠歌

ただたのめ ちぢにりやくの いろまして

 せんじゅのひかり あらたなりけり

地図