第二十番 諏訪山 明王院

[宗派]真言宗

  聖観世音菩薩(御丈 一尺一寸) 

[所在]川崎市高津区諏訪3-14-3

     044-822-2211 

[最寄]東急田園都市線 二子新地駅

     徒歩10分

由緒

当寺は慶長年間の創建で円能寺と称し、大日如来を本尊としていた。寛永12年(1635)、時の住職・尊賀阿闍梨が自ら不動尊像を彫像し、その胎内に諏訪左近頼久(信州諏訪氏の一族。慶長15年[1610]没。その墓石は当寺にある墓石中最古)の兜についていた不動尊像を収めた。現在の本尊であり、大日如来像と共に同一宮殿内に奉安してある。享和2年(1802)本堂を改築し、昭和39年(1964)、現在の本堂に改築した。

観世音菩薩の縁起については詳らかでない。観音堂正面に聖観世音菩薩像。向かって右に閻魔大王像、左に西国三十三所の観音像を模した小像を、弥陀および四天王の小像と共に安置してある。観音堂は関東大震災で倒壊後、昭和4年(1929)に再建した。

平成7年(1995)に宝輪殿を建立した。

御詠歌

さほさして はやのりはなせ すわがわら

 いまぞほどよき のりのおひかぜ

地図