多くの方のご巡拝ありがとうございました。
次回の御開帳は2026年になります。
開帳期間
平成26年4月12日(土)
~4月30日(水)
※御開帳は終了いたしました。
各札所御朱印 300円
※御朱印は常時受け付けておりますが、札所によっては無住の場合があり、対応できないところもございますので、ご了承ください。
巡拝帳(朱印帳表紙) 700円
当霊場札所めぐりの本 1500円
※御開帳期間以外でも、朱印帳表紙、札所めぐりの本は各札所によってはお買い求めいただけます。
十二年に一度、午年の四月中に二十日間前後を期間として御開帳され、巡拝が行われます。
この観音霊場は、江戸時代の宝暦4年(1754)に、観音さまへの信仰が篤かった武州橘樹郡稲毛領平(現:川崎市宮前区平)の山田平七翁が西国三十三観音霊場を巡拝して帰り、西国三十三体の観音さまを近郷に導きたまえと発願し、西国観音霊場になぞらえ、近郷の寺院三十三箇所の観音さまに、天下泰平・国土安全・五穀成就・万民快楽等の人々の幸せを祈念する霊場として生まれたのが始まりです。
詳細な縁起や各札所については上記メニューをご参照ください。
迷いぬる 人のためとや有り明けの
たのまぬ月の 夜々のともし火
昭和29年(1954)札所会 奉詠
一、多摩の流れに身をすすぎ 観音力を念じつつ
背(せな)に霜おく十余年 祈誓(きせい)おさおさ怠らず
二、もとより病に苦しむも 平(たいら)の邑(むら)の平七は
三十三所の建立に 身命財をかけ給う
三、願うところに現じては 難にかわりて助けんと
一度巡礼せんものは 何か利益(りやく)の別あらん
昭和29年(1954)札所会 奉詠
稲毛三十三ヶ所観音霊場の御詠歌は、発願者である山田平七によって奉納されておりますが、各霊場の和讃というものはありません。また山田平七につきましては、苦心の発願にもかかわらず、その事跡はほとんど知られておりません。
そこで昭和29年の開扉のおり、札所寺院が相計りまして、三十三ヶ所の総縁起和讃と山田平七発願御詠歌を作り、奉詠いたしました。
本サイトは『準西国稲毛三十三所 観音霊場札所めぐり』
(同札所会 発行)の解説をもとに構成しています。