第九番 法言山 安立寺

[宗派]日蓮宗

  正観世音菩薩(御丈 一寸八分) 

[所在]川崎市多摩区東生田1-27-1

     044-932-4835 

[最寄]小田急線 向ヶ丘遊園駅

     徒歩10分

由緒

本尊は慶安年間(1648―1652)、所の長者・鈴木兵五郎氏が長尾に居を移し、土地住民の便宜を図るため、小山を開いて路を造り、いわゆる雪ヶ坂なるものを造成したが、その際、土中より出現した御丈一寸八分の正観世音菩薩御尊像であります。

霊験が誠に顕著のため、当時、遠近の信者の手によって忽ちに御堂が建立され、多くの老若男女がその功徳を慕って祈願参詣したといわれています。その山を当時観音山と称したそうです。

爾来、星霜移り変わって、明治15年(1882)、御尊像は当山の七面堂に奉安され、その後、本堂にお移りになられたもので、遍く大慈大悲の御光りを照らし給うこととなったものであります。

御詠歌

いつしかと かしらにつもる ゆきがさか

 たれかのがれん おいのとふげは

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