[宗派]浄土宗
聖観世音菩薩(御丈 一尺二寸四分)
[所在]川崎市高津区久本2-8-5
044-866-2688
[最寄]JR南武線 武蔵溝ノ口駅
東急田園都市線・大井町線 溝の口駅
徒歩10分
当山は、人皇四十五代聖武天皇の勅を蒙り東国巡化をされた行基菩薩が当地に至り、たまたま流行していた疫病に苦しむ患者を救わんがため錫を留め、大日如来を彫刻したところ、たちまち病災消除し村人ことごとくが安堵したという。そこで菩薩は将来のためにと草堂を創建し、大日如来像をまつって光明山照曜院大蓮寺と号したことに始まる。
その後、暴風雨によって裏山が崩れ、堂宇は埋没したが、大日如来像は東方十間余の所へ生身の如く難を避け動座したことで村民は驚きと崇敬の念を抱き、仮堂を現在地に建て、尊像をまつり、寛永2年(1625)本堂を再建し、地頭長坂権七郎が開基となって、天台宗を浄土宗に改め、明誉聞能和尚を開山に迎えたのである。和尚は延宝6年(1678)入寂。
本堂向かって左手に観音堂があるが、昭和40年(1965)3月、放火により全焼。たまたま本堂に移してあった観音像は難をまぬがれることができた。その後、昭和43年(1968)観音堂を再建、平成26年(2014)改築。
いまははや こころあんざの たいれんじ
うゑなきのりの みこそたのもし